試験で迷わないために、5つの設備をイラストで覚える
消防設備士乙4の勉強をしていると、
「消防の用に供する設備」
「消防用水」
「消火活動上必要な施設」
など、似たような言葉が出てきます。
最初は正直、
「全部、消防に必要な設備じゃないの?」
と思ってしまいます。
でも試験では、この分類がかなり大事です。
消防法施行令第7条第6項では、
消火活動上必要な施設として、次の5つが定められています。
- 排煙設備
- 連結散水設備
- 連結送水管
- 非常コンセント設備
- 無線通信補助設備
今回は、この5つをイラストでイメージしながら、
初心者にも分かりやすく整理していきます。
試験では、ここに違う設備を混ぜて出されることがあります。
だからこそ、
何をする設備なのか
何を助ける設備なのか
をセットで覚えておくと、ラッキー問題に変えられます。
まず覚えたいポイント
消火活動上必要な施設は、
建物の中で消防隊が活動しやすくするための設備です。
つまり、主役は消防隊です。
火を消すために、
逃げるために、
連絡するために、
作業するために、
消防隊を助ける設備と考えると分かりやすいです。
覚え方は、
煙を出す・水をまく・水を送る・電気をとる・無線を通す
です。
① 排煙設備
煙を外へ出して、避難と消防活動を助ける設備
排煙設備は、
火災で発生した煙を建物の外へ出すための設備です。
火事というと、どうしても「炎」をイメージしがちですが、
実際には煙もとても危険です。
煙が充満すると、
- 前が見えにくくなる
- 呼吸がしにくくなる
- 避難方向が分かりにくくなる
- 消防隊が活動しにくくなる
という状態になります。
そこで排煙設備があると、
煙を外へ逃がして、視界や避難経路を確保しやすくします。

部屋の中に煙がたまったとき、
排煙口や排煙機を使って外へ逃がす感じです。
排煙設備=煙を出す設備
試験用の覚え方
排煙設備は、
「消す設備」ではなく、
煙を外に出して消防活動や避難を助ける設備です。
消火器やスプリンクラーのように、
水や消火剤で火を消すイメージとは違います。
② 連結散水設備
消防隊が送った水を、建物内で散水する設備
連結散水設備は、
消防隊が送水口から水を送り、
建物内の散水ヘッドから水をまく設備です。
名前だけ見るとちょっと難しいですが、
分けると分かりやすいです。
- 連結=消防車と建物の設備をつなぐ
- 散水=水をまく
つまり、
消防車から送った水を、建物の中で散水する設備です。

消防車が建物の外にある送水口につなぐ
↓
水を送る
↓
建物内の配管を通る
↓
天井などの散水ヘッドから水が出る
という流れです。
地下街や地下階のように、
消防隊が入りにくい場所では、
建物の設備を使って水をまけると消火活動がしやすくなります。
試験用の覚え方
連結散水設備=送水口から水を送り、散水ヘッドでまく
「散水」という名前のとおり、
ポイントは水をまくことです。
③ 連結送水管
消防隊が高い階などへ水を送るための設備
連結送水管は、
消防隊が建物の外から水を送り、
建物内の各階にある放水口で使えるようにする設備です。
高い建物では、
消防隊がホースを何階分も伸ばして水を運ぶのは大変です。
そこで連結送水管を使います。

消防車が送水口につなぐ
↓
建物内の立て管を通して上の階へ水を送る
↓
各階の放水口にホースをつなぐ
↓
消防隊がその階で放水する
という流れです。
連結散水設備との違い
ここ、試験で言葉が似ているので混乱しやすいです。
連結散水設備は、
散水ヘッドから水をまく設備です。
連結送水管は、
各階の放水口まで水を送る設備です。
| 設備 | イメージ |
|---|---|
| 連結散水設備 | 水を送って、散水ヘッドからまく |
| 連結送水管 | 水を送って、各階の放水口で使う |


試験用の覚え方
連結送水管=送水口 → 立て管 → 放水口
「送水管」という名前のとおり、
ポイントは水を送る管です。
④ 非常コンセント設備
消防隊が使う機器に電気を供給する設備
非常コンセント設備は、
火災時に消防隊が使う機器へ電気を供給するための設備です。
消防隊が火災現場で活動するときには、
照明や排煙機など、電気を必要とする機器を使うことがあります。
そのために、消防活動用として使えるコンセントが設けられています。

消防隊が非常コンセントに機器をつなぐ
↓
照明などに電気を供給する
↓
暗い場所や煙のある場所でも活動しやすくなる
という感じです。
普通のコンセントとの違い
非常コンセント設備は、
住んでいる人や利用者がスマホを充電するためのものではありません。
消防隊が使うための設備です。
試験用の覚え方
非常コンセント設備=消防隊が電気をとる設備
「電気をとる」で覚えるとシンプルです。
⑤ 無線通信補助設備
電波が届きにくい場所で、消防無線を通りやすくする設備
無線通信補助設備は、
消防隊の無線通信を補助する設備です。
地下や高層階、建物の奥まった場所では、
電波が届きにくくなることがあります。
火災現場で無線が通じにくいと、
消防隊同士の連絡が取りにくくなります。
そこで無線通信補助設備を使い、
建物内でも消防無線が通りやすいようにします。

地下や建物内で電波が弱い
↓
アンテナや中継設備で電波を補助する
↓
消防隊同士が連絡を取りやすくなる
という流れです。
試験用の覚え方
無線通信補助設備=消防無線を通す設備
水でも煙でも電気でもなく、
これは通信を助ける設備です。
5つの設備まとめ
| 番号 | 設備名 | 何をする設備? | 覚え方 |
|---|---|---|---|
| ① | 排煙設備 | 煙を外へ出す | 煙を出す |
| ② | 連結散水設備 | 水を送って散水する | 水をまく |
| ③ | 連結送水管 | 各階の放水口へ水を送る | 水を送る |
| ④ | 非常コンセント設備 | 消防隊用の電源になる | 電気をとる |
| ⑤ | 無線通信補助設備 | 消防無線を通りやすくする | 無線を通す |
試験ではここを狙われやすい
試験では、
この5つの中に違う設備を混ぜて出されることがあります。
たとえば、
- 消火器
- スプリンクラー設備
- 自動火災報知設備
- 誘導灯
- 避難器具
などは、名前だけ見ると消防に関係しているので迷いやすいです。
でも、消火活動上必要な施設として覚えるのは、
次の5つです。
排煙設備、連結散水設備、連結送水管、
非常コンセント設備、無線通信補助設備
消防法施行令第7条第6項でも、この5つが「消火活動上必要な施設」として挙げられています。
イラストで理解しよう!
文字だけで覚えようとすると、
「連結散水設備」と「連結送水管」で頭がごちゃごちゃになります。
でもイラストで見ると、
- 散水ヘッドから水が出るのが連結散水設備
- 各階の放水口で使うのが連結送水管
- コンセントは消防隊の電源
- 無線通信補助設備は電波の通り道
- 排煙設備は煙の逃げ道
と分かりやすくなります。
最初から完璧に覚えなくても、
イラストとセットで何度も見ているうちに、
だんだん区別できるようになってきます。
50代からの勉強は、
気合いで暗記するより、
分かる形にして、何度も見るほうが続けやすい気がします。
まとめ
今回は、消火活動上必要な施設について整理しました。
消火活動上必要な施設は、次の5つです。
- 排煙設備
- 連結散水設備
- 連結送水管
- 非常コンセント設備
- 無線通信補助設備
覚え方は、
煙を出す・水をまく・水を送る・電気をとる・無線を通す
です。
試験では、違う設備を混ぜて出されることがあります。
だからこそ、
名前だけで丸暗記するより、
「何をする設備なのか」をイラストで理解しておくと、
選択肢を見たときに迷いにくくなります。
消防設備士乙4の勉強は、
知らない言葉が次々出てきて最初は大変です。
でも、ひとつずつイメージに変えていけば、
少しずつ「見たことある言葉」に変わっていきます。
今回の5つは、
試験で出たらラッキー問題にしたいところです🌽🔥
これからも分かりやすいイラストを作成してブログにアップしますね✨



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